香港でウェブサイト制作を考えている方にぜひお伝えしたいことがあります。それはウェブサイト制作会社をどうやって選ぶかと言う事についてです。
香港でウェブサイト制作しようと思った時に、選べる会社のタイプは3つに分けることができます。
1つ目はサーバーやシステム開発会社です。
システム開発やサーバーの維持管理などもしているのでIT系の会社だからウェブサイトも作れるだろうと言うことで注文する方がいらっしゃるようです。
2つ目はネットサービス系の会社です。情報サイトなどを運営しているので自社で作れるだろうと言うことで注文されるでしょうか。
3つめはウェブサイト制作専門の会社です。
ウェブサイト制作のみで会社経営を行っている専門会社です。餅は餅屋という言葉もあるように、専門の会社だから、いろいろ頼んでもスムーズに処理してもらえるだろうと言うことで自分がされるようです。
それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。まず1つ目のシステム開発会社についてです。
システムもプログラムだからウェブサイトもできるだろうと言うことで注文されるようですが、これは言うなれば「イタリア語ができるからフランス語もできるだろう」と言うことにかなり等しいです。
それぞれ英語と同様ラテン語から派生していますが、実際は全く発音も単語も異なり、双方で理解することができません。実はシステム開発やウェブサイトで疲れているプログラム言語も同様で、全く異なるプログラム言語が使われています。そのためシステム開発会社がウェブサイト制作をしようとすると指南書のようなものを見ながら片手間に行うことになりがちです。
何とか外見上はままそれなりに制作できるかもしれませんが、専門でサービスを提供してるわけではないので、ノーハウももちろんかなり古いのは風であったりします。
ノウハウが古いと、デザインにダイレクトに影響します。素人目に見ても古いダサイサイトというふうに見えると思います。実際に制作事例を見るとよくわかるでしょう。
ちゃんとしたスマートフォン対応ができなかったり、デザインセンスがどう見てもおかしいといったことがよく見受けられる問題の1つです。
次に2つ目の情報サイト等を運営している会社が片手間に行う場合です。通常情報サイトを運営する会社は、多くの場合自社でそのサイトを作っていません。
そのため自社でサイトを制作するノーハウがないので、そのまま外注してしまうケースがほとんどです。
そうするともちろんコストも高くなり、伝言ゲームのようにお願いした作業食べ増されるのでなかなか自分の意図が伝わらず、作業も進まないことが多いようです。
3つめはウェブサイト制作専門会社です。
自社でサイト制作を行っているので、すべてノーハウがありいろいろな提案もしてくれます。また色々と修正を依頼しても、外注ではなく自社で制作をするのでスムーズに意思が伝達できます。
香港ローカルや中国ローカルの会社を探すと結局うまく日本語のニュアンスが伝わらずにサイトが完成しない、と言うこともあるようですが、その場合は日本語でしっかりと対応してくれる日系の会社を探すと良いでしょう。
ここで実際にあった出来事をご説明します。とある有名な上場企業様が、香港スタッフに依頼をして、ウェブサイト制作を探してもらったことがありました。
もちろんローカルスタッフが会社を探すので、香港ローカルの会社が見つかり、そこに依頼することになりました。その結果数ヶ月どころか1年たってもサイトはなかなか完成しなかったそうです。こわいですね。
しかも、よく見るとページによってはスマートフォン対応もしていなかったり、修正を依頼したはずの場所が修正されていなかったりと散々だったようです。
1年たってもなかなかメドが立たないので、結局はその会社の日本人担当者が日本語で安心できるところを探し出してそうです。そして、キャンセル分だけ支払いをして、別の日系サイト制作会社に依頼して、ゼロから発注したと言うことです。
多少割高に見えてもいけい会社を探す方が確実に良い仕事をしてくれるようです。
ただそれが専門でもなくあまりサイトも作らないような会社で依頼してしまうと、それはそれでトラブルに巻き込まれやすいようです。
実はIT人材は人件費が日本が1番高いです。それはただ単に無駄に支払っていると言うよりも、それだけの高い給料もらっても生き残れるほど「日本のIT人材は信頼性がある」と言うふうに考えていいと思います。
実際に香港や中国で何か作業が発生するようなことを依頼して、その話の通りに進行するところはほとんどありません。
そして、その会社が逃げてしまったり、連絡がなかなかつかなくなったりと、トラブルだらけになってしまう事は香港では多くあります。
最初から信頼できるサイト制作専門会社を日系で探すと言うのも大事なことかもしれませんね。